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安全知識

ライト点け忘れてませんか?

夜間の運転の注意点

最近の道路はLED街灯や店舗照明、時期によってはイルミネーション等によって夜間でも道路がすごく明るくなっています。
道路照明の目的は、夜間、道路利用者が安全、快適に通行できる様に、 道路状況・交通状況・障害物の識別などの良好な視覚情報を確保する ことにあります。
この目的をもとに路面輝度や誘導性、光源の選定などが行われているようです。

夜間でも快適に運転ができるように設計されているんですね。

横断歩道用照明

夜間運転で運転者から見た横断歩道の横断歩道照明については、

「これに接近してくる自動車の運転者に対して、その 存在を示し、横断中および横断しようとする歩行者等の状況がわかるよう にするものとします。」
となっていて、 横断歩道の照明方式は、運転者から見て歩行者の背景を照明する方式 を原則とするが、背景の明るさを確保することが難しい場合などには、歩 行者自身を照明する方式があるようです。

また、「横断歩道の前後それぞれ35mの範囲をを対象に20 lx程度を確 保することが望まれ、交通量が少なく、周辺環境が暗い場合においても10 lx以上 を確保することが望まれます。 明るい路面を背景とする人物のシルエット視を良くするためには、横断歩道の後方 に灯具を配置し、横断歩道の直前には設置しないようにします。」となっています。

キーワードは横断歩道の前後35mを照明、明るい路面を背景にして歩行者をシルエット化することのようです。

トンネル照明

「トンネル照明は、一般道路と異なり、昼間に照明を必要とすることや、 周囲を側壁・天井で囲まれているため、走行上特に注意を要するなどの 特殊性があります。したがって、トンネルに設置する照明施設は、設計 速度・交通量・地形などに応じて、最適なものを選ばなければなりません。」
となっており、進入速度などによってトンネル入口や出口の路面輝度を調整しているようです。

交差点の照明

交差点の照明は、自動車の前照灯の効果が及ばないところを補い、交差点に接近、進入および通過する自動車の運転者に対して交差点の手前から交差点付近に存在する自動車や歩行者を識別できるように明るさを確保するようになっています。

キーワードは 前照灯の効果が及ばないところを補う です。

道路交通法では

車両等は、夜間(日没時から日出時までの時間)前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。
昼間でもトンネルの中や濃い霧の中などで、50m(高速道路では200m)先が見えないような場所を通行する時も灯火をつけなければならない。

車両等が、夜間、他の車両等と行き違う場合又は他の車両等の直後を進行する場合において、他の車両等の交通を妨げるおそれがあるときは、車両等の運転者は、灯火を消し、灯火の光度を減ずる等灯火を操作しなければならない。

となっており、
・夜間はライト点灯を必ずすること
・昼間でもよく見えない場合もライトを点灯すること
・他車とのすれ違い時はライトを下向きにすること
・通常走行時はハイビームを使用すること

という部分が夜間運転では最低限必要です。

まとめ

照明のあかるい施設、スーパーマーケットやコンビニ等から運転を始める場合や、オートライト機能を搭載している車で天候の悪い状況で運転をする場合にライト点灯を忘れてしまう場合が多いように感じます。

夜間照明のあかるい道路や交差点、横断歩道でも道路照明は歩行者等をシルエット化する目的、自動車の照明範囲の及ばない部分の補助目的であることを知っておく必要があると思います。

ちなみに60km走行時の自動車停止距離の目安は、路面乾燥時で45m以上必要です。ハイビーム走行時の視認性は100m程度、ロービーム走行時は40m程度しかありません。

夜間、横断歩道付近や交差点付近で走行速度が速いと危険度はかなり高くなります。危険に感じない状況でも必要に応じて減速することや可能な限りハイビーム走行をすることをおすすめします。

タイトルにもありますが、まずはライト点灯を忘れずに、適切な時期にライトを点灯・操作をおこなって安全度の高い運転にしていきましょう。

            参照 国土交通省 道路照明設置基準



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